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神のことばを伝えるバラム
1バラムはバラク王に言いました。「ここに祭壇を七つ築き、若い雄牛と若い雄羊を七頭ずつ用意してください。」
2王は指示どおり、雄牛と雄羊を一頭ずつ、それぞれの祭壇の上でいけにえとしてささげました。
3-4「ここでお待ちください。主が何と言われるか聞いてまいりましょう。」こう言うと、バラムは木も生えていない山の頂上に登って行きました。そこに神が現れたので、バラムは言いました。「七つの祭壇を用意し、それぞれに若い雄牛と雄羊を一頭ずつ、いけにえとしておささげしました。」
5主は王に伝えることを教えました。
6戻ってみると、王はモアブの指導者全員とともに、焼き尽くすいけにえのそばに立っていました。
7-10バラムは言いました。
「王よ、あなたは私を東のアラムの国から呼び寄せ、
『イスラエル人どもをのろい、滅ぼしてくれ』と
お頼みになりました。
ああ、しかし、神がのろわないのに、
どうして私がのろえましょう。
神が滅ぼすと言われないのに、
どうして私が滅びると言えましょう。
山の頂から眺め、丘の上からよく見ると、
イスラエル人はどの国民とも違います。
あんな国民は見たこともありません。
まるで海辺の砂のように多く、とても数えきれません。
死ぬ時は、私もイスラエル人のように
幸せに死にたいものです。」
11王はバラムに言いました。「なんだと! 敵をのろってくれとは頼んだが、祝福しろと言った覚えはない。」
12「何と言われましても、神様が言えとおっしゃること以外は申し上げられません。」
13「では、やつらがほんの一部しか見えないこちらに来い。そのくらいの数なら、のろってもかまわないだろう。」
14王はバラムをピスガ山の頂上のセデ・ツォフィムの原に連れて行き、そこに祭壇を七つ築き、それぞれに若い雄牛と雄羊を一頭ずついけにえとしてささげました。
15バラムは王に言いました。「主にお会いして来る間、祭壇のそばに立っていてください。」
16主はバラムに現れ、何を言ったらよいかを教えました。
17バラムはさっそく王や指導者たちのもとに戻りました。そばには、焼き尽くすいけにえがありました。
王はまどろっこしくなり、じりじりしながら尋ねました。「それで、主は何と言われたのだ?」
18-24バラムは、答えました。
「よろしいですか、ツィポル殿のご子息である王よ。
お聞きもらさないように、よくお聞きください。
神は人間と違って、うそなどおつきになりません。
神が約束を実行なさらなかったことがあるでしょうか。
その神が、『祝福しなさい』とお命じになったのです。
神の祝福を変えることはできません。
イスラエル人に悪いところはないのだから、
災いに会うこともありません。
神が彼らとともにおられ、
イスラエル人は彼らの王をたたえています。
神は彼らをエジプトから連れ出しました。
神はイスラエルのために野牛のように戦います。
イスラエルには、のろいも魔術も通じません。
『イスラエルの神は、なんと不思議なことをなさるのだ』と、だれもが言うでしょう。
彼らはライオンのように立ち上がり、
獲物を食い尽くし、
その血を吸い尽くすまで休もうとはしません。」
25「ええい、もうやめないか! のろわないなら、せめて祝福するのだけはやめてくれ!」王はこらえきれずに叫びました。
26「王様、私は主がお告げになったことだけをお伝えすると、最初に申し上げたではありませんか。」
27「それなら、また別の場所へ連れて行ってやろう。そこからなら、やつらをのろってもいいと、神は言われるかもしれない。」
28王はバラムを、荒野を見下ろすペオル山の頂上に連れて行きました。
29バラムが、「祭壇を七つ築き、若い雄牛と雄羊を七頭ずついけにえにしてください」と頼むと、
30王は言われたとおり、それぞれの祭壇に一頭ずつ、雄牛と雄羊をささげました。